■ 5月10日(火)「DANGAN30」
【バンタム級 4回戦】
紙谷真人(八王子中屋/デビュー)
vs
宮坂 航(角海老宝石/デビュー)
結果…4R1分20秒TKO負け
勝った技術、対応出来なかったその後の展開
5月10日、後楽園ホールで行なわれた紙谷真人選手のデビュー戦は、前半を持ち前の技術で優位に進めるも、後半に相手の宮坂選手のインファイトに対応出来ず、4回に右目上の腫れでレフェリーストップとなりました。
初回は前後左右とよく動き、返しの左ジャブを効打させた紙谷。対する宮坂選手も左フックを鋭く振るってきました。
続く2回も待ち気味の宮坂選手に対して的を絞らせず動き続ける紙谷は、右、返しの左とクリーンヒットを重ねていきます。
前半を優位に運んだ後半、技術的な勝負を避け、強引に前に出て荒々しいパンチを出す宮坂選手、その展開に紙谷は中々対応出来ず、被弾をしてしまいました。
そして迎えた4回、相手は継続して距離を潰した攻撃により、レフェリーが紙谷をドクターチェック、右目上の腫れにより試合続行が難しいとの判断によりストップ、パンチでの負傷によりTKO負けとなりました。
試合後、ドクターストップでの負けに全力を出し切れなかったと悔しさをにじませた紙谷くん。アマチュアとプロでの1戦の重みを痛感していました。
技術という面で、あるいは相手も同じ土俵で戦う事を得意としていたタイプの選手だったかもしれません。その部分では確かに紙谷くんは上回っていた。しかし、そこから相手は自分のスタイルを変えて試合を展開していった、勝利の為に。それに対応しきれなかったのだと思います。
互いに今回の試合がデビューだった中、紙谷くんは確実な経験を積んだと思います。しっかりと技術、対応力のある強い相手との試合だったからです。この敗戦が真の経験と呼べるよう、次の試合で結果を残してほしいと思います。
一時、延期をしたにもかかわらず、多くの皆様の応援、誠にありがとうございました!次こそは良い内容、結果を残せるよう更に頑張りますので、応援よろしくお願い致します!
■ 写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の5枚以外の写真もUPされています。)
■ 写真提供:武士道ボクシング
◎試合組合せ表(日本ボクシングコミッションHPより)
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