【バンタム級 4回戦】
紙谷真人(2戦1勝1KO1敗/八王子中屋)
vs
宮坂 航(2戦1勝1KO1分/角海老宝石)
結果…判定負け0-3(38-39,37-40,37-40)
果たせなかったリベンジマッチ
(撮影:こんどうさん)
1月31日、「角海老ボクシング」で行なわれた紙谷真人のリベンジマッチ、VS宮坂航選手(角海老宝石)との試合は、苦しいし展開の中で0−3の判定負けとなってしまいした。
1回、足を使って動く真人に対し、宮坂選手はスピードと伸びのある力強いジャブで試合をリードしていきました。真人も頭を振ってボディにパンチを放ち、何とかペースを掴もうと動き回りました。
しかし続く2回も宮坂選手は変わらぬ鋭い動きとパンチで流れを優位に運んでいき、ペースを逃がしません。その流れを変えるべく、紙谷は3回、前に出て打ち合いを望みました。
その中でも相手の正確なコンビネーションで被弾をし、唇を大きく切りもしましたが、ラウンド終了直前には左右のフックを好打し、最後まで諦めない意思を示しました。
最後の4回、勝つ為には前に出て、ダメージを与えるしかない紙谷は打ち合い続けました。パワーの差で崩れそうな場面も見せるも、反撃を見せ続け、試合は終了。判定は3者共に宮下選手の勝利を指示しました。
あるいは今回の流れは最初のデビュー戦時の対戦と真逆に進んでいたかもしれません。技術的には優位にたった序盤、しかし作戦を切り替えて来た相手の押し合いに負けた終盤。今回は紙谷が相手を追い、また作戦を切り替えた側でした。
しかしその両方で、この日は宮坂選手の成長が1枚も2枚も上でした。
紙谷は今回の試合に向けて高いモチベーションを保ち、練習を重ねていました。試合の流れもイメージしていたと思います。
それでも負けた今回の試合、おそらく相手の宮坂選手は東日本新人王予選では頭が抜けた実力を持っているはずです。
翌日、ジムに訪れた紙谷は気持ちを切り替え、東日本新人王予選でがんばると答えていました。
勝ち続ければ必ず三度ぶつかり相手でしょう。そんな目の前の目標を見据え、紙谷が今年の予選を迎えます。
精神的な部分で成長も見せた紙谷、この日の敗戦が経験となっていつかに結びつく事を期待したいと思います。
皆さん、大きな声援ありがとうございました。
PR
この記事にコメントする